無事にメール交換した人と面接まで持っていく事ができ、相手も前向きな気持ちを示してくれました。
「私としてはぜひ、眞子さんと愛人契約をしたいと思っているんだ。
君の方も私の提案で大丈夫かな?」
「はい、その提案で問題ありません。
私も契約をしたいって思っています」
すると彼は満面の笑みを見せてくれて、頷いたのでした。
これでやっと私も契約できて、憧れのオーストラリア旅行に出かけていけるって気持ちになっていたのです。
ところが突然、とても不思議なことを言い出したのです。
「掲示板やメールでも書いたと思うか、毎月50万円の手当を支給する、そして契約金として200万円を払うことにするんだが、そのために君のキャッシュカードを預からせて欲しいんだ。
こちらもお金を支払うから、それなりに慎重になりたいからね」
契約金を支払うためにカードを預ける?何だかおかしな話ですよね。
お金を支払う場合、必要なのはカードではなく口座番号なはずです。
「それともう一つ、お互いの信頼関係を築くためにも暗証番号も教えてくれないか」
カードを預けるばかりでなく、いくらなんでも暗証番号は怪しすぎます。
知らない人にいきなりカードと暗証番号を教えるなんて、それって自殺行為になってしまいます。
「いくら何でも初対面でそんなことはできません。

支払うのでしたら、口座番号で大丈夫じゃないですか?」
私が思い切って言ってしまったのですが、すると彼はいきなり怒り出してしまったのです。
「そんな態度で大金を気軽にもらえると思っているのかこの馬鹿者が。
私が信用できないならこの契約を破棄だ」
そう言って店を出て行ってしまったのでした。
いったいこの人、なにを考えているんだ?って感じでした。
カードや暗証番号なんて、いかにも不自然極まりない提案ですからね。